黴ブログ

好きなものやことを、徒然なるまま書き散らす。

かっこいいロックが聴きたいならzArAme「1」を聴くべし!!

 

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時々「かっこいいロックバンドの条件って何だろう?」と考えることがある。曲のクオリティが高くてテクニカルなバンド?それとも見た目も曲の雰囲気もスタイリッシュなバンド?非常に感覚的な物のため、人それぞれで答えは違ってくるだろう。ちなみに僕は、細かい理屈など抜きにして身も心も刺激するような、衝動に満ちた音楽を掻き鳴らしていることがかっこいいロックバンドの第一条件なんじゃないだろうか、と考えている。

 

そんな身も心も刺激する、衝動に満ちた音楽を掻き鳴らしているバンドで、僕が今一番かっこいいと思うバンドがある。そのバンドが今回ご紹介するzArAmeだ。

 

そのzArAmeが先日、ニューアルバム「1」を発表した。もう死ぬほどかっこ良かった。大地は揺れ、心の火山が噴火するような心地がした。かっこいいロックが聴きたいのなら、zArAme「1」を聴けば他には何もいらないんじゃないか?と感じた。そんな訳で、今回は滅茶苦茶にかっこいいバンドzArAmeの新譜である「1」を、僕なりの視点でレビューしようと思う。

 

zarame0000.wixsite.com

 

・zArAmeって一体どんなバンドなの?

 

zArAme(ザラメ)は2014年に元COWPERS、SPIRAL CHORDの竹林ゲンドウ氏を中心に北海道の札幌にて結成されたロックバンド。the sunやmoonwalk等に在籍したギターの井齊俊行氏、初期COWPERSに在籍したドラムの戸嶋智武氏、MYCHORDの大野悠氏の4人のメンバーで、エモやハードコアにニューウェーブオルタナティブなどを基調とした、存在感のあるロックを掻き鳴らし続けている。

 

youtu.be

(動画はアルバム「11」「lastorder」収録の名曲、ラストオーダーはディスオーダー。こちらもかっこいい。)

 

今回紹介したいのが、先日発表されたzArAmeとしては初のフルアルバムとなる「1」だ。「映画を観終わった時のような感覚のあるアルバムにしたい」というコンセプトの元制作されたとのことで、正に映画のような、ドラマチックなアルバムに仕上がっている。もうね、これが本当に素晴らしいのですよ。最初から最後まで、曲の流れが良いのだ。 

 

・まるで1本の美しい映画のような名盤「1」

 

「ドラマチック?映画?一体どういうことだよ?」と言う方も多いだろう。その問いは01.lowprideを聴けば1発で分かるはずだ。アクセル全開でブチ込まれるシリアスでエッジの効いたzArAme節とも言えるエモコアサウンドが、まるで海外の名作映画のように、オープニングから我々リスナーをその世界観へと引き込んでしまうのだから。

 

その勢いは1曲目だけではとどまらない。02.スラッジから03.searchlightまで、息をつく間もなく畳み掛けるキラーチューンの連続に「何だこれ??か、かっこいい~!!」とバンドの放つロックンロールの衝動に魅せられてしまうのだ。

 

そしてこれまでのアッパーな曲調とは打って変わって、04.isolationからの落ち着いた展開も最高だ。どこか不穏な雰囲気のイントロから開かれた陽性のメロディが響く05.アネモネに、四つ打ちのディスコ感が印象的な06.coldwaverと、続くミドルチューンがどれも違ったアプローチで「次はどうなるんだろう?」と、終始ドキドキさせられる。

 

何と言うか、シンプルな構成の曲が多いのに関わらず、曲から曲への繋がりが、展開が、とにかくドラマチックなのである。楽曲それぞれの良さは勿論なのだが、聴きながら曲が紡ぎ出す物語に没入してしまうのだ。複雑なバンドアンサンブルをかっこ良くまとめる巧みさもあるのだろう。アルバムを最初から通して聴く際によくある「中だるみしてしまう」と言うことが全然ない。まるで映画を観ているように、次々と表情を変え、目まぐるしく転がっていく展開や曲たちに夢中になってしまうのである。

 

そして何と言っても、どの曲も歌われているメロディが凄まじく良い。ポップでキャッチー。しかし、ただポップと言ってもいわゆるJ-POP的な安易なポップさじゃない。印象的で耳に残る演奏やフレーズの中で、胸を締め付ける美しいメロディが、時折ハッとさせられるワンシーンのように耳に、そして心に突き刺さってくるのだ。

 

叫ぶように歌うゲンドウ氏のボーカルと、モヤモヤとした抽象的な感情を切り取ったような歌詞も相まって、どの曲のメロディも心の奥底にポトリと落ちては沁み込んでいく心地がする。

 

そんな中、ポストロックやシューゲイザーの香りもするインストの08.転生からラストへと向かっていく展開は、アルバムのハイライトのひとつだろう。暗澹たる悲しみの中からそっと手を伸ばすような、ポジティブなエナジーを感じさせる09.liquiddreamから10.微睡の流れは、「1」という美しい映画のエンディングにこれ以上ない位ふさわしいラストだと思う。

 

出来ることならアルバムを手に取って是非1曲目から順番に聴いてみて欲しい。きっと混沌とした闇の中から光が射して風景が変わっていくような、ドラマチックなカタルシスを体感することが出来るはずだ。

 

・かっこいいロックが聴きたいならzArAme「1」を聴くべし!

 

さてzArAme「1」について、つらつらと思いの丈を語ってまいりましたがいかがだったでしょうか。もしも僕が「2018年に聴いたアルバムの中で1番良かったのはどれ?」と聴かれたら迷わずにこの「1」を挙げるでしょう。個人的にその位衝撃を受けたアルバムです。

 

札幌エモコアシーンの重鎮とも言える彼らzArAmeだけれど、エモとかオルタナとかのジャンルに縛られない、素晴らしい音楽を掻き鳴らしているバンドだと思います。そう、真にかっこいいロックバンドには細かいジャンルの壁など関係なく、僕らロックファンの心に響くのだ。そうした意味でも、僕はzArAmeが今1番かっこいいバンドだと思います。

 

「最近かっこいいバンドいねぇな~」「かっこいいロックバンドが聴きたい!」と言う方に、僕は声を大にして言いたい。zArAmeが今、最高にかっこいいですよ、と。

 

本日のテーマソング

zArAme/liquiddream

摩耗してひび割れゆく毎日に 心のアイドルを持つべし!

ソーシャルゲームの「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」にハマっている。リズムゲームを楽しみつつ、好きなキャラをトップアイドルに育成していくというゲームなのだが、これが面白い。最近は推しのアイドル・高垣楓さんの担当プロデューサーの称号を手に入れたばかりだ。

 

ふとした空き時間などにポチポチと遊んでいるエンジョイ勢なのだが、プレイしていると「アイドルは素晴らしいナア」なんてことを思う。そう、アイドルってのはとっても素敵だ。何故って我々一般のボンクラ的男子諸君の理想を体現した、選ばれし究極の存在だからだ。常に憧れ、指標となる完全な女性像。それがアイドル。なりたい!と言って簡単になれるものではない。

 

良い年した大人が「アイドル!アイドル!」言ってるのもどうなんだ?という声も聞こえてきそうだが、俺は思う。良い年した大人だからこそ、いつも心の中に唯一無二のアイドルを持っていたい、と。

 

 

「心の中にアイドル?何言ってんだ!」「お前もう立派な大人だろ?いい加減現実を見ろよ!」嗚呼、心の中のやじ馬が罵声を飛ばしてくるのが聞こえる。確かに10代20代前半の若い男女であれば、こうした一種のアイドル信仰も可愛げがあるだろう。「俺彼女いるし…」「昔は好きだったけど、今はそんなに興味ないや…」僕と同年代のアラサー以降になると、こんな風に思う方々が大半だろうと思う。

 

しかし、だからこそだ。青春のときめきや煌めく感性を失いつつある大人だからこそ、自身の理想を具現化した自分だけのアイドル、そう「心のアイドル」が心の片隅には必要なのだ。

 

「心のアイドル」とは、誰に言う訳でもなく自分の心の中にいつもいる、理想であり指標であり憧れでもある、自身を全肯定して背中を押しくれる存在のことだ。

 

最近ツイッターで「心にハム太郎を持つと良い」という旨のツイートがブームになっているが、意味合い的には非常に近い。「心のアイドル」とは、自分の心の中にいつもいて、光とそしてわずかなときめきを与えてくれる存在なのだ。故に芸能人や実際のアイドルでなくとも問題ない。好きなアニメキャラや気になる隣の部署の事務のあの娘、とかでも無問題だ。要は自身にとって「何だか良いナア、素敵だナア」と感じられる存在であれば良いのだ。あなたにとって、それが唯一無二の「心のアイドル」なのだ。

 

まあ偉そうにつらつらと語ってきましたが、要するに「妄想しまくってテンション上げようゼ!!」ってことなんですけどね。わあ、こう言うとすげぇバカっぽい。高2の夏の男子(彼女無し)の淡い期待くらいバカっぽい。「夏祭り行けば新体操部のあの娘と偶然会って、ミラクル起きて仲良くなれねぇかな!?」的なバカさがある。

 

でもそんな妄想によって湧いてくるエナジーって、中々バカに出来ないところありますよね。少なくとも僕は、そう思う。

 

高2の夏の男子(彼女無し)の淡い期待だって妄想と言われればその通りだが、その妄想によって、我々男子は精一杯のオシャレをして街に繰り出したのではないか。頭の中で「もしあの娘に会った時用の会話」をシミュレートして。結果ミラクルは起きず、むしろイケメンと一緒にいるところ見ちゃったりして「やってらんねぇわ」っつって帰ることになるんだけど、我々はそうした妄想の繰り返しによって世界と繋がり、大人の男に成長してきたのだ。

 

そう。妄想は俺たち元ボンクラ男子にとって、かつてない程に強い原動力なのだ。年々衰えていく感性に、ひび割れ摩耗していく毎日に。心のアイドルを想うことで抗いたいのだ。そしてそんな妄想が与えてくれるエナジーで、元気に生きていきたいのだ。

 

だからこそ僕は想像する。もしも漫画的ミラクルによって、346プロダクション高垣楓さんの担当プロデューサーに転生したならば。

 

きっと僕は言うだろう。「アイドルなんだから自覚を持って、あまり居酒屋で泥酔したりしちゃダメですよ」「文春砲で撃たれちゃいますよ」と。しかし呆れながらも、僕は泥酔して眠る彼女を、毎晩タクシーで家へ送り届けるのだろう。肩にもたれかかるその暖かな体温と「でも何か良いナア」という優しい空気を感じながら。

 

って何だこの妄想。想像力豊か過ぎか。後がよろしいようで。

 

THE IDOLM@STER CINDERELLA MATER 恋が咲く季節

THE IDOLM@STER CINDERELLA MATER 恋が咲く季節

 

 

本日のテーマソング

ガガガSP/線香花火

何をやっても上手くいかない日は、頭の中でアジアン・カンフー・ジェネレーション「遥か彼方」が爆音で流れ出す

我らがアジアン・カンフー・ジェネレーションの名曲のひとつに「遥か彼方」という曲がある。記念すべきデビューアルバム「崩壊アンプリファー」の1曲目で、アニメ「NARUTO」の主題歌にもなったこの曲。同世代の音楽ファンなら知らない人はいないだろう。

 

開放弦を交えながらゴロゴロと転がり刻むベースに、始まりを告げるかのように勢い良く掻き鳴らし挿入されるギター。そして

 

踏み込むぜアクセル 駆け引きはないさ

そうだよ 夜を抜ける

作詞作曲・後藤正文 アジアン・カンフー・ジェネレーション「遥か彼方」より引用

 

と力強く歌い上げるボーカル。完璧なオープニング。大好きな1曲。何気ない時に聴いても最高なのだけれど、僕は特に、何をやっても上手くいかない下り坂な日にこそ、この「遥か彼方」を聴きたくなる。というか頭の中で自然に再生される。

 

崩壊アンプリファー

崩壊アンプリファー

 

 

突然ですが皆さん、何をやっても上手くいかない日ってありませんか?ありますよね。

 

せわしない日々の中、「何だこれ、俺取り憑かれてんのか?怖っ!」というレベルで上手くいかないことって、時々ある。いい感じの喫茶店で美味しいコーヒーを飲もうって時に限って、コーヒー全部こぼした挙句、買ったばかりの服もダメになったりするからね。オリンピックやワールドカップとか、基本俺が観戦する時に限って負けるからね。大体観てないと知らぬ間に勝ってるからね。あと緊急を要する時に限って電車止まったり渋滞したりとかする。

 

もう俺が何したねん!てなる訳ですよ。神様とか信じてないけど、あいつ絶対俺のこと嫌いやろ!とか思う。マジで。

 

まあこれは比較的ソフトな例だけれど、本当に怖いのはこうした「何をやっても上手くいかない日」は、高確率で長く続くってことだ。この「何をやっても上手くいかないしロクなことにならない周期」に一度入れば、絶叫したくなるような出来事が夏のスコールのごとく次々起こる。ちなみに僕は電子レンジ、ガスコンロ、洗濯機、パソコン、ウォークマン、目覚まし時計が1週間で全部壊れたことがあります。神様てめぇ。

 

そんな何をやっても上手くいかない日は、まるでぬかるんだ緩やかな下り坂を、石ころや泥などに足を取られながらひたすら下っていくような心地がするものだ。この下り坂はいつになれば終わるのか。そんな問いも虚しく、足を取られてまた転ぶ。思わず「もう嫌だあ!」と大声をあげそうになる。しかしそんな時、いつだって僕の頭の中では、遥か彼方のイントロが爆音で鳴り始めるのだ。

 

ゴロゴロと転がり刻むベースが、始まりを告げるかのようにEメジャーで突如掻き鳴らし挿入されるギターが、そして半ばヤケクソ気味にも聴こえる

 

踏み込むぜアクセル 駆け引きはないさ

そうだよ 夜を抜ける

 

の歌い出しの力強い歌詞が、負けそうで弱ってへなへなになった頭の中で爆音で響き渡るのである。鳴り響く遥か彼方In My Headは心を超えて、小声で口ずさみたくなってくる。次第に「下り坂だからこそ、アクセル踏み込むのも良いかもなあ」何て粋なことを思ったりする。段々と気持ちが上向きになってくるのを感じる。

 

足を取られながらぬかるんだ下り坂を下る何だか上手くいかない日には、周りが全員、石ころも泥も上手にかき分けてスイスイと歩く器用な人ばかりに見えることが多々ある。

 

しかし自分がやけにしょうもなく感じるそんな時こそ、頭の中で爆音で流れる遥か彼方が、僕の足を「下り坂だからこそアクセル踏み込んで行こうぜ」と前に進ませるのだ。下り坂を利用して、力技でガンガン進んでいくようなイメージ。下り坂でアクセル全開ならば、普通に進むよりスピードが出るってものだ。

 

そんな風に石ころも泥も蹴り上げねじ伏せて進むことで、もっともっともっと遥か彼方*1へやがて辿り着けるのだろう。そんな風に思う。

 

youtu.be

 

本日のテーマソング

bacho/決意の歌

 

*1:作詞作曲・後藤正文 アジアン・カンフー・ジェネレーション「遥か彼方」より引用

英雄になれなかった俺たちはそれでも生きていく 27クラブを夢見たいつかの少年の話

かつて、27歳で死にてぇと思っていた。別に自殺願望があったとかそういうんじゃない。ただ、伝説の男になりたかった。正確にいえば27歳で死に、ロックンロールの歴史において度々語られる、かの有名な「27クラブ」に名前を刻みてぇ、と漠然と考えていた。

 

「27クラブ?何?」という方に説明すると、27クラブとは、27歳で亡くなった著名なアーティストやロックスターたちで構成される架空のクラブのことだ。長い歴史が続くロックの世界でも、度々伝説して語られる想像上のクラブ、それこそが27クラブなのである。NIRVANAカート・コバーンジミ・ヘンドリックスTHE DOORSジム・モリスンなどが名を連ねていることで有名だ。

 

ロックに目覚めた10代の頃、僕はこの27クラブに果てしなく憧れていた。思春期特有の悶々とした感情を抱えた捻くれ野郎だったのだが、そんな不貞腐れロック野郎にとって、27クラブの逸話は魅力的だった。最高にクールだった。感銘を受け、事あるごとに「刹那的に太く短く生きるわ」などと豪語していた。完全に中2病。今思えばすげぇ不謹慎でバカタレなクソガキだったんだね。

 

ネヴァーマインド

ネヴァーマインド

 

 

 何故唐突にそんな話をしたのかといえば、つい先日に誕生日を迎えて、僕自身27歳になったからだ。誕生日おめでとう俺。遂に27歳。27クラブに入れるかどうか決められる年。誕生日を迎えたその時、そんな風に中2病全盛だった頃の誓いを思い出したのである。

 

あれだけ「27で死んで、27クラブに俺は入るんだ!」とイキっておきながら、こうして27歳になってみるとどうだろうか。実際の所「何も成し遂げていねぇなあ~」と素直に思ってしまう。美しいまでの有限不実行。ロックスターどころか、まだ何者にもなれていない。有名にもなっていないし、輝いてもいない。結局のところ、俺は伝説にも英雄にもなれなかったんだ。そんな風に思う。

 

しかしあれだけ憧れた27クラブ。27歳になった今は、少しも死にたいと思わない。27クラブにも入りたくない。伝説になれなくとも、歴史に名を連ねる英雄になれなくても構わない、むしろまだまだ全然生き足りねぇ!と思っている。

 

何故かといわれたら、やりたいことがまだまだたくさんあるからだ。

 

エモコアをメロディアスに解釈して、eastern youthbloodthirsty butchersエレファントカシマシのような泥臭さと男臭さをまとった音楽性のバンドだってやりたいし、出来たら結婚もしたい。子どもは2人が良いな。そして仕事も頑張るんだ。時に落ち込んだりしつつもバリバリこなして、後輩や部下に憧れられるような存在になれたら良い。そうして何気ない瞬間に「ああ俺、今何だか幸せだなあ。幸せってこういう気持ちをいうのかもしれないなあ」とフワフワとした暖かいものを胸に感じたりしたいのだ。

 

そうした優しい肌触りの毛布に包まれたような、ほんのりとした暖かさを感じるのに、数々の願いを叶えるのに、27年はあまりに短いし足りな過ぎる。そして何より「負けてらんねぇな」と思う。

 

僕らが生きるこの世界は、随分と理不尽で不条理で、ともすれば恐怖の連続だ。「毎日全部思い通りに上手くいって楽しー!イージーモードでっす!」という方も中にはいるかも知れないが、そんなことって中々ない。むしろ、思い通りにいかないことばかりで、疲れ果て、時には不運としかいえないトラブルに巻き込まれて、3歩進んで4歩下がったり。そんなことの繰り返しばかりだ。

 

人生は理不尽で不条理で、恐怖の連続だ。「何で自分だけこんな目に…」ということも多くある。僕が電車に乗ると高確率で遅延するし。何で俺だけこんな目に。全然思い通りにならねぇぞ。でも、だからこそ「死にたくねぇなぁ」と思う。「負けてらんねぇなぁ」と思うのだ。

 

だってそんなコーヒー色のドロンドロンとした世界の中にいて、訳の分からない理不尽や不条理が原因で命を落としてしまうなど、あまりに悔しいではないか。逆に、何気ない瞬間に「ああ俺、今何だか幸せだなあ。幸せってこういう気持ちをいうのかもしれないなあ」と思えたなら、確実に俺たちの勝ちではないか。

 

英雄になれなくても、伝説になれなくても、それで良いのだ。27クラブに入れずとも全然構わない。理不尽で不条理で恐怖の連続である、腐れ切ったこのファ〇キン世の中で、ふとした幸せを胸いっぱいに感じるその日まで、俺は死にたくねぇぞ。

 

本日のテーマソング

zArAme/ラストオーダーはディスオーダー

 

 

僕たちは最近の邦楽ロックが聴けない 邦ロックアイドル化問題

 

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突然ですが皆さんはロックはお好きだろうか。僕?僕はというともう滅茶苦茶好きだ。古き良きロックンロールにエモ、パンク。ポストロックにヴィジュアル系、ハードロックに。あ、ラウドロックなんかもいいですね。

 

好きなロックのジャンルを挙げたらもうキリがない。オルタナティブ全盛期の90年代のバンドも好きだし、いわゆるロキノン系と呼ばれる邦ロックも好きだ。高校の時など、毎月雑誌を買っていた位だもの。ロックはその時々の気分や状況に応じて心にぴったりと寄り添ってくれる。僕はそんなロックが大好きだ。

 

いい年こいてもロックロックいい過ぎて、将来的には街で有名な名物ロックおじさんになってしまいそうな気がする僕だが、何故だろうか。最近の若手邦ロックバンドに関してはあまり聴くことがなくなってしまった。あまりチェックしないし、聴いても「あ、ふーん」で終わっちゃう。当然全然詳しくないし、かつては毎月狂ったように読んでいたロッキングオンジャパンも、いつの間にか買わなくなってしまった。

 

何となく寂しい気もするのだが、僕と同年代位の20代後半以降のロックファンには、実はそういう人も多いのではないだろうか。そんな感じで夏も近づいた今日この頃、ふと気付いた。聴かないのではない、僕たちは最近の邦ロックが聴けないのだ、ということに。

 

・最近の邦楽ロックバンドってアイドルかのように扱われてない?

 

EDMやクラブミュージック、ヒップホップなどの流行で世界ではめっきり下火となってしまった感のあるロックだが、ここ日本ではそんな状況に反してフェスやイベントなどとにかく邦ロックシーンが盛り上がっているように思う。

 

WANIMAや米津玄師、04 Limited SazabysMy Hair Is BadにKEYTALKと、若手のロックバンドの活躍も素晴らしい限りだ。ロックバンドが次々現れてはライブイベントが多数開かれる昨今のこの状況。ロックファンとしては嬉しいはずなのだが、何だか釈然としない気持ちが残るのである。

 

このモヤモヤこそが今回のテーマであり、先程の「最近の邦ロックが聴けない発言」に繋がって来る訳なのだが、アレだよ。未来のロックおじさん的には、昨今の邦ロックバンドをまるでアイドルかのように扱う風潮に疑問を感じてしまうのだ。

 

何となく肌で感じるレベルで申し訳ないのだが、「あれ?何か若手の邦ロックバンド、アイドルみたいになってない?」と思ってしまう。まるでアイドルかのように扱う風潮といった方が正確か。この「邦ロックアイドル化問題」、どう思いますか?ぶっちゃけめちゃくちゃあると思っている。俺は。

 

・いつの間に邦楽ロックバンドがアイドルに?

 

「アイドルアイドルいってアイドルバカにしてんじゃねぇよ!」という方もおられることだろう。申し訳ない。邦ロックバンドを取り巻く現状を、分かりやすい定義としてアイドルという言葉を用いてるだけで決してアイドルをバカにしてる訳じゃない。

 

ていうかアイドル自体は僕も好きだ。ソシャゲのアイマスとかめっちゃやってるからな。高垣楓さん担当だからな。乃木坂46白石麻衣さんとかもうめっちゃファンだからな。最近はヤなことそっとミュート聴いてるからな。

 

僕がいいたいのは、「それはロックバンドじゃなくてアイドルに向けられるべき視線なんじゃないの?」ということだ。明確な線引きこそ難しいけれど、ロックバンドにはロックバンドとしての役割があって、アイドルにはアイドルとしての役割がそれぞれ存在する。近年の邦楽のロックバンドを取り巻く環境や役割なんかが、まるでアイドルかのように感じられてしまうってことだ。

 

特にその現象が顕著なのがSNSだ。特にTwitterなどは分かりやすい。試しに「邦ロック」でツイートを検索してみよう。文章は若干変えてますが、おおよそ次のような内容のツイートが続々出て来る。

 

例1「邦ロックのボーカルイケメン多くてマジヤバい。MVとか見てるともう本当ヤバい、目が幸せハート。」

 

…何か違うやん!そもそもの接し方が何か違うやん!その音楽を表現するのに適したビジュアルっていうのは確かにあるけれども、ビジュアルもとても大事な要素だけれども、それもう音楽関係ないやん!そもそもイケメンが見たいならバンドじゃなくてもええやん!

 

例2(画像ツイートと共に)「この○○マジイケメン!!!くっそタイプ過ぎてもう。。。(語彙力)」

 

…確かにイケメンだと俺も思うけれども!「~推し」みたいなのってそもそも邦ロックとか音楽とか関係なさ過ぎて語彙力!ていうかもっと他にあるやろ、あの曲のイントロのギターカッコいいとかあそこのフレーズが沁みるとかさ!せっかくカッコいいバンドなんだから、音楽の話しもしたらもっと楽しくなれるやん!

 

例3「もうすぐ夏だし邦ロック好きのイケメンでマッシュで色白で塩顔な彼氏欲しい。一緒にライブ参戦したり推しメン語り合ったりしたい」

 

…だから「推し」って何やねん!いつの間にロックバンドに「推しメン」みたいな概念出来たねん!お前絶対ライブ行ってもその人の顔面に関わる話しかしないやろ!彼氏的にそれは悲しいやん!彼氏は「もっと他の部分についても熱く語り合いたいんだけどな~」ってなるからな!あとマッシュで色白じゃなくて塩顔じゃない俺みたいなロックファンは、そういうこといわれるとちょっと寂しくなるからな!

 

熱くなり過ぎて思わず関西弁になってしまった、申し訳ない。確かにロックバンドにはアイドル的な側面もある。BEATLESなども当初はアイドル的な売り出し方をされていたというし、少年少女だけでなくグルーピー的な取り巻き・追っかけの女性ファンなんてのもロックの歴史上多く存在した。いってしまえば大昔からそうしたアイドル的な側面はあったし、事実そうしたファンにも支えられてきた部分はあると思う。

 

しかし現代。こうしたSNS上において、メンバーのビジュアルのカッコよさや他のファンとの繋がり、ライブでの一体感などについては多々語られるものの、肝心の音楽の部分にはあまりにもノータッチ過ぎるのではないだろうか。だってあくまでロックバンドである。そうした風潮に僕は「肝心の音楽はどこにいってしまったのだろうか」などと度々思ってしまうのである。

 

かつて、ロックは個人や極小規模なコミュニティで楽しむ「僕だけのロック」ともいうべきカウンターカルチャー的な存在だった。数ある音楽の中でロックが好きになった中学高校時代、何故僕がロックが好きになったかといえば、それはロック特有の「何かよく分からないけどやべぇ感じ」に当てられたからだった。

 

当時まだJpopがガンガンに売れていた2000年代中盤から後半。ロックは周りのイケイケな連中が聴いている音楽とは一味も二味も違う「何かよく分からないけどやべぇ感じ」がムンムンだった。周囲の「流行のファッションや音楽くらいは押さえとかないとだせぇよね」みたいなムードに上手く乗れず、強制的にだせぇ奴にカウントされていた僕にとって、ロックは無敵のテンションになれる最強の音楽だった。「お前はそのままでいいんだぜ」といわれているような気がした。これまでの価値観やモヤモヤしたムードがガラガラと崩れていくような気がしたのだ。

 

そして時は流れ、2018年。かつてはあくまで個人や狭いコミュニティ間でそれぞれが密かに楽しむカウンターカルチャー的な存在のロックだが、時代の流れと共に「邦楽ロック」という大きな枠組みの中で、皆で手を挙げて楽しむ「僕たちのロック」的なエンターテインメント性の強いものに変わっていったように感じる。思うに、そうした変遷の中で強まった独自のエンターテインメント性に付随して、アイドル的な側面が色濃くなっていったのではないだろうか。

 

・以上アラサーのロックおじさんが好き勝手に語って来ましたが

 

こういう記事が「うるせえ!黙ってろ!」と炎上するんだろうな~と思いつつ、好き勝手に語って来た「邦ロックアイドル化問題」だが、いかがだっただろうか。批判的な切り口で書いて来たが、SNSを通じて趣味の合う音楽仲間と繋がることが出来、YouTubeを開けば簡単に音楽を聴くことが出来る現代。次々と変わっていく時代の変遷として、それも当然の流れなのかなと。

 

そして単純に対象年齢が外れて来ているのかもな~とも思います。個人的には。かねてより「ロックは若者の音楽」といわれる通り、10代や20代前半の瑞々しい感性を持った若い世代に響いてこそ、ロックだと僕は思う。現にSNSやネットを見てみれば、現代の若者に邦ロックは大人気。それはもう最大級に響いているではないか。僕らアラサー世代にとってASIAN KUNG‐FU GENERATIONやELLEGARDEN銀杏BOYZTHE BACK HORNが特別だったように、彼らにとってのWANIMAや米津玄師、04 Limited SazabysMy Hair Is BadにKEYTALKもまた特別なバンドなのだ。

 

また思い出してみて欲しい。学生時代、確かに僕たちはロックに救われていた。ロックを楽しむそうした気持ちが、彼らに全くないかといわれたらそんな風には決して思わない。むしろ、ライブや音源を聴くだけではなく、仲間やフォロワーと共有して楽しむ姿は何かもう羨ましい。すげぇピュアに音楽を楽しんでいるなあと感じる。

 

批判的な切り口で好き勝手意見を言ってきましたが、もうそれぞれ好きな音楽を好きに楽しんだらいいんじゃないかと思う。その中で「こういうもバンドあるよ~こういう聴き方もあるよ~」と好き勝手いいたいだけだ、俺は。

 

邦ロックを仲間やフォロワーと楽しむのも良し。実際にバンド組んで演奏してみるのも良し。「あのバンドのメンバーが影響受けたっていってたな~」とNUMBERGIRLミッシェル・ガン・エレファントなどに開眼するのも良し。洋楽聴いてみたりとかも良いかもしれない。ルーツを探る旅とか、ハマると思いがけない音楽に出会えて楽しいものだよ。それこそ一生の趣味になる。そもそも「ロックはこういう風に聴かなきゃダメだ!」とかそういうの定義されてる訳じゃないし、そんなのちっともロックじゃない。若者よ!!!ロックは好きに聴け!!!もしも君がルーツを探る旅に出る時は、このブログも参考にしてみてね。終わり。

 

Chicken Zombies

Chicken Zombies

 

 

 

 

本日のテーマソング

Red Hot Chili Peppers/Dosed

ロックスターにならう 上手なストレス発散方法!

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ストレス。それは現代に潜む闇。極度のストレスは頭痛や動悸に肌の不調、果ては不安やうつ状態も引き起こす。どんなに完璧でスタイリッシュに見える人でも、その裏でこいつの魔の手に非常に悩まされているということも多い。生活の中で切っても切れない存在である、ストレス。現代を生きる者にとって、ストレス程厄介で恐ろしいものはないだろう。

 

ストレスの何が恐ろしいかって、あれだよ。普段全く感じずに生活することは100%不可能だってことだよ。あなたにも、経験があるだろう。どうにかして無理やりにストレスを避けようとしても、回避した先で新たなストレスが生まれたりして。それをまた避けようとしたら、また別の要因でストレスが生まれる。「何か良い方法はないものか」と雑誌やサイトを見てみても、どうもしっくりこない。正にこの世は大ストレス時代。延々と続く堂々巡り。その姿はまさしく地獄じゃ!ストレス地獄じゃ!誰かお助け下され!!!

 

そんな大小様々なストレスがはこびる現代日本。ぼんやりと音楽を聴きながら考えていたところ、あるアイデアが浮かんだ。そのアイデアというのが「ロックスターを参考にすれば、上手なストレス発散法が浮かぶんじゃないのか」というものだ。

 

どうか笑わないで聞いて欲しい。というのも、所謂ロックスターといわれる人々。とにかくどこまで行っても、ゴーイングマイウェイなイメージがないだろうか。ふと考えてみれば、脳裏にすぐにイメージが湧いてくるだろう。腹が立つことがあれば中指を突き立て、両手に美人な姉ちゃんを連れて、やや粗暴な振る舞いながらも自分自身を貫く、そんなロックスターの姿が。

 

学生時代よりロックを愛し影響されてきた僕だが、こうした彼らの行動はストレスマネジメントとしても、ならうべき部分があるのではないか。そんな風に考えた。そこで今回はロックスターあるあるを挙げながら、彼らの行動がストレスの対処法や発散方法としてどうなのか、検証していこうと思う。各々、頭の中でロックスターをイメージしながら読んで頂けたら幸いだ。

 

・気の合う仲間と騒ぐ

 

ロックスター的行動として、まず初めに思い浮かぶのがこれだ。ロックスターの方々といえば、もう滅茶苦茶に騒いで暴れるイメージはないだろうか。

 

90年代UKロックシーンを牽引したモンスターバンド・oasisは、ライブの度に毎晩パブで暴れ騒ぎまくっていたらしいし、かの有名なLED ZEPPELINにもかつて日本公演で来日した際、騒ぎすぎて宿泊していたホテルの部屋を破壊してしまったというエピソードがある。そう、ロックスターは気の合う仲間ととにかく騒ぐのである。

 

こうした経験は、ロックスターでなくともあるだろう。気の合う仲間と騒ぐ。ストレス発散という点から見ても、これはかなり良い方法なのではないだろうか。男同士で騒いでいると、途中でテンション上がり過ぎて脱ぐ奴もいたりして。中にはそのために宴会芸用の奇抜なパンツを履いてくる猛者もいたりしてな。これがとにかく楽しかったりするんだよな。

 

友達同士時間が合いづらかったり、場のテンションに左右されるというデメリットはあるが、気の合う仲間が複数人いる場合は、これはかなり良いストレス発散方法になりそうだ。

 

・飲酒

 

ロックスターといえば、忘れてはならないのが酒だ。oasisでいうCigarettes&Alcohol。ロックスターでなくとも、酒はバンドマンとは切っても切れない関係性だ。もうマジで暇さえあれば、ガブガブ酒飲んでるあいつら。あなたのイメージするロックスターも、そのイメージの中でお酒をガブガブ飲んでいることだろう。

 

ロックスター=酒のイメージといっても過言ではない程、ロックスター感のある行動・飲酒。ストレス発散の観点からいっても、とても良いのではないだろうか、と思う。程良い量のアルコールは、気持ちを落ち着け陽気にさせる効果がある。気の合う者同士でワイワイとお酒を酌み交わしたならば、日々のプレッシャーやストレスからも解放され、ほんわかと楽しい気持ちになれることだろう。まあ、僕自身は全くお酒が飲めないので、自分の経験から語ることは出来ないんですけどね。

 

デメリットとしては飲み過ぎると身体に異変をきたしたり、周りに迷惑をかけてしまうこともある、ということが挙げられる。近年のアルコール絡みの事件の多さからもこれは明白だ。それにお金も多分滅茶苦茶かかる。気付いたら財布の中が空っぽになっていた、ということもあるだろう。あくまでも飲み過ぎず、気の合う仲間と程々に楽しむことが出来れば、これも中々優秀なストレス発散方法になりそうだ。

 

・喫煙

 

ロックスターといえば、煙草。海外は勿論ここ日本でも、ロックスターと呼ばれる方々の喫煙者率は非常に高い。NIRVANAカート・コバーン氏やミッシェル・ガン・エレファントの面々など、煙草を吸うロックスターを見たことがある方も多いだろう。

 

ロックスターに限らず煙草を嗜む喫煙者にとって、これはかなりストレス発散になるだろう。気分を切り替えたい時や何となくモヤモヤした時。仲間と語らう時や、最高の一仕事を終えた時。そんなシーンで吸う1本は格別に美味いものだったりする。

 

様々な場面を美しく彩る煙草は、喫煙者にとっては最高の嗜好品のひとつだが、デメリットは非常に多い。まず、身体にとても悪い。喫煙によって癌や脳卒中心筋梗塞などのリスクは大きく高まり、健康的な観点で見れば疑問が残る。しかもこのご時世。副流煙や臭いの問題もあり、喫煙者への風当たりは強い。確かに吸わない人にとっては迷惑でしかないよなあ、と思う。THE YELLOW MONKEY吉井和哉氏やエレファントカシマシ宮本浩次など、ヘビースモーカーでもきっぱりと煙草を止めるミュージシャンも近年は多い。

 

そもそも、喫煙所自体が撤去されて吸う場所がないというケースも多く、煙草を愛する喫煙者にとっては、ストレスを解消するどころか、逆に溜めることになってしまうかもしれない。

 

・悪いお薬

 

ロックスターといえば、悪いお薬。何つぅか、やったことないから何とも言えません。というかやっちゃダメだ、絶対。ロクなことにならないぞ。悪いお薬、ダメ!ゼッタイ!倒置法だぞ。お兄さんとの約束だぞ。

 

・不純異性交遊

 

お次はロックンロールの3大原則であるセックス・ドラッグ・ロックンロールの内のひとつ、不純異性交遊だ。ロックンロールヒストリーにおいては、語られることも多いこの不純異性交遊。宿泊するホテルに若いちゃんねー連れ込みまくりーの、酒池肉林のパーティ三昧しまくーりのと、偉大なロックバンドにはこうしたシモ関係のエピソードは付き物だ。

 

恥ずかしげもなく告白すると、女の子とまともに会話することも出来なかった中学高校時代などは、女の子たちと楽し気に会話するイケイケなサッカー部などを眺めながら、「ロックスターってすげー!俺もロックスターなりてぇー!」などとひとり興奮していたものだ。若いですね。

 

しかし、歳を重ねて今現在。不純異性交遊しまくりのバリバリ不健全な20代を夢見ていた僕だったが、今も当時と変わらずに全然バリバリじゃない。未だに初対面の女の子と会話すると緊張するからね。ロックスターどころか、当時のサッカー部にも負ける我が異性とのコミュ力よ。

 

ていうかあいつらマジ何なの。10代の多感な時期に、あそこまでグイグイイケるとか逆に怖いわ。更に俺の場合、バンドやっても全然モテなかった。普段キャーキャーいってるJDも、俺の出番の時だけはキャーキャーいってくれなかったよ。でも何故か男子にはモテた。お前らあの時はありがとな。

 

まあ何がいいたいかというと、どうも僕は女の子とイチャコラするのが苦手なたちらしい。そもそも酒池肉林のパーティ三昧だからといって、それは本当に幸せなのだろうか。その場の性欲や孤独は満たせても、きっと心の奥底までは満たせはしない。それならば自身が本当に必要として心から愛せる誰かと一緒に過ごした方が、遥かに心は安らぎ、ストレスも軽減するのではないだろうか。そういった点でも、あまり良いものではないのかもしれない。

 

・ていうかロックスター自体ストレスで大勢死んでるよね?問題

 

「ロックスターにならう上手なストレス発散方法」と題して綴ってきたが、いかがだっただろうか。ストレス発散の方法に参考になれば幸いだ。ってこれあんまり参考になんねぇっすね。

 

「気の合う仲間と騒ぐ」「飲酒」辺りはストレス発散になりそうだけれど、基本的には一長一短。僕自身普段あんまりやらないことばかりなので、検証のしようがないというのもある。そして何より注目すべきは、伝説級のロックスター自体酒や薬物の過剰摂取や病気などで大勢亡くなっているという事実だ。

 

何が彼らを酒や薬物、そして死に向かわせてしまうのかといわれたら、それは常に人前に立ち、売上だけでなく最高のパフォーマンスを発揮し続けなければならないという多大なプレッシャーやストレスだろう。考えても見て欲しい。毎度のライブや音源の制作や発表に際して、常にファンの目線が付きまとうのだ。きっと並のストレスでは考えられない程の重圧だろう。

 

過剰なストレスは心身の不調だけでなく、時に人を死にも追いやってしまう。それはきっと自分らしく、伸び伸びと過ごせるようなストレス解消法を見つけるしかないってことだろう。飲酒やバカ騒ぎもたまにはいいが、そうした刹那的なストレス解消法ではなく、自分らしく過ごせるゆったりとした時間を持つことが大切なのかもしれない。

 

あの頃偉大なロックの先人たちが教えてくれたのは、自分らしくいる強さと覚悟ではなかっただろうか。僕らはただ、自分らしくいられるような時間や人たちと過ごしながら、時に泣き笑いながら、このくそったれな世界を自分だけのやり方で転がっていくしかないのだろう。まあそれが一番難しいのだけれど。数々のストレスが襲いくる、大ストレス時代。しっかりと向き合うのも投げ出すのも結局は自分次第ですね。

 

 

本日のテーマソング

DOES/修羅

俺的!最高にエモいおすすめのエモバンド10選

世の中に数多存在するロックの中でも、僕は「エモ」と呼ばれるロックが大好きだ。

 

一般的に、疾走感溢れる感情的な演奏に乗せて、情緒溢れる哀愁のあるメロディを歌ったロック、と定義されるエモ。初めて聴いた高校生以来、ふと気付けばエモを感じるバンドばかりを好んで聴くようになってしまった。例えるならば、心の空いたピースに音楽の枠がぴたっとハマる感じだろうか。僕はそんな感情的な演奏に、切ないメロディが乗っかったエモが、たまらなく好きなのだ。

 

そんな中、日々高まり続ける愛情故に、何だか無性に「エモについての熱い想いを語りつくしてえ!」「何かかっこいいバンドないかなあ、エモって一体何ぞや?って人にも、エモの魅力を伝えてえ!」「むしろ一方的におすすめしてえ!」という想いが湧き上がってきたので更新したのが今回の記事。

 

題して、俺的!最高にエモいおすすめのエモバンド10選。恒例の俺的シリーズの一環として、正統派エモにスクリーモ系、ポストハードコア系など、音楽性にエモの要素を含んだバンドを、熱く語りつつおすすめしていくつもりだ。

 

「あーこのバンド俺も好き!」「これ知らねぇや、聴いてみよう!」と読み方は自由。どのバンドも最高にかっこ良くおすすめなので、各々の見方で楽しんで頂けたら幸いだ。それでは早速いってみよう。レッツ・エモーショナル。

 

 

MY CHEMICAL ROMANCEマイ・ケミカル・ロマンス

 

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まず最初のバンドは、アメリカニュージャージー州出身の5人組バンド、MY CHEMICAL ROMANCEマイ・ケミカル・ロマンス)だ。

 

パワーコードを中心にこれでもか!と弾きまくるツインギターに、名曲「Helena」に代表される泣きのメロディは、エモの醍醐味である疾走感と叙情性を感じるのにぴったり。MY CHEMICAL ROMANCEの特徴でもあるゴス調の衣装や曲調でもって、微妙に中二病を引きずる高校時代の僕を、洋楽へ、そしてエモへと走らせた張本人的なバンドである。懐かしい。

 

正式にエモなのかといわれたら微妙なところだが、感情的で切ない泣きのメロディは、ロックミュージックにおけるエモ感を十二分に体現していると思う。思えば当時、エモやスクリーモといえばマイケミ!みたいに宣伝されていた気もする。そうした思い出もあって、そこに感じた「これがエモか!かっけえ!」という気持ちは、確実に今の僕の音楽の好みやツボを形作っていると思う。

 

「Thee Cheers For Sweet Revenge」は今聴いてもかっこいい名盤。

 

スウィート・リベンジ

スウィート・リベンジ

 

 

 

The Used(ザ・ユーズド)

 

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エモといえば忘れてはならないのが彼ら。スクリーモの代表選手としても語られるアメリカのポストハードコアバンド、The Used(ザ・ユーズド)だ。

 

激情系ハードコアな激しい楽曲に正統派エモ、更にはバラードなども演奏する幅広い音楽性が魅力的な彼らThe Usedだが、最大の特徴といえばやはり、ボーカリストであるバート・マクラッケン氏の生々し過ぎる絶叫ボーカルだろう。

 

こうしたスクリーモ系の絶叫には、優れたボーカルテクニックを用いた絶叫も多いけれど、The Usedの絶叫には何だろう、そうしたあざとさを全く感じない。テクニックなんか関係ねえ、叫ばなきゃ気が狂いそうさあ!とでもいうようにブチ切れまくるボーカルには、ささくれだった心に塗る、傷薬のような優しさを感じてしまう。

 

ブチ切れまくった絶叫ボーカルを体験したい方は、ぜひ1stアルバムの「The Used」と2nd「In Love And Dearth」をおすすめしたい。

 

THE USED(初回)

THE USED(初回)

 
 

 

 

The Get Up Kids(ザ・ゲット・アップ・キッズ

 

Holiday

Holiday

  • provided courtesy of iTunes

 

次におすすめするのは90年代アメリカンエモの代表、The Get Up Kids(ザ・ゲット・アップ・キッズ)だ。

 

疾走感溢れるサウンドに哀愁漂う情緒的なメロディが乗った、エモのお手本のようなサウンドが特徴のThe Get Up Kidsだが、個人的には楽曲からにじみ出る、がむしゃらな童貞感が最高に好きだ。特に2ndの「Something To Write Home About」が好き。有名なロボジャケも曲も含めて好き。

 

まず1曲目の「Holiday」から、流れが最強過ぎると思う。好きなあの娘を想って、「こんな休日に君に会えたら幸せなんだけどなぁ!!!」と叫び散らかしている曲だと勝手に解釈しているのだけれど、その歌詞からして最高じゃないですか。最高にエモーショナル(感情的)じゃないですか。誰かを一方的に好きになる度に聴きたくなる。君がいった「おやすみ」って言葉は、きっと「さようなら」って意味だったんだ、なんて切ねぇですよね。最高。

 

 

 

COPELANDコープランド

 

 

アメリカはフロリダ州にて2000年に結成されたバンド、COPELANDコープランド)。これがまた素晴らしい。雨の日やなんとなく寂しい気分の時に聴きたくなる、美しいエモを鳴らすバンドだ。

 

COPELANDの音楽の特徴といえば、エモ特有の疾走感のある楽曲に加えて、TRAVISCOLDPLAYのような、繊細で美しいメロディを奏でている点だろう。特にボーカリストである、アーロン・マーシュ氏の高音ボーカルが最大の魅力だ。すげえいい声なのだ、これが。

 

このアーロン・マーシュ氏のボーカル。ただ高音といっても、邦楽ロックにありがちな中性的な声ではなく、深みのある繊細さを感じさせる透き通ったハイトーンボイスなのである。この声の表現力のなんと高いことか。ひとたび歌えば、目の前の景色は一瞬にして変わってしまい、気付けばそこはフロリダの空の下。一瞬で曲の中に引き込まれてしまうような、そんな声。曲の素晴らしさももちろんだが、とにかく素晴らしい声のボーカル、バンドだ。

 

In Motion

In Motion

 

 

 

Sunny Day Real Estate(サニー・デイ・リアル・エステイト)

 

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次におすすめするのが、ご存じ92年にアメリカフロリダ州にて結成された90年代エモを代表するバンドのひとつ、Sunny Day Real Estate(サニー・デイ・リアル・エステイト)だ。知らない!という方には、ぜひ名盤として語られることも多い1stアルバム「DIARY」を聴いてみて欲しい。

 

冷静と情熱の間を行き来して静と動を繰り返す楽曲展開に、マイナー調で深い闇へと沈み込んで行くようなディープなサウンドが特徴のSunny Day Real Estateだが、その深い闇の如きサウンドに乗るメロディがまた素晴らしい。あまりメロディについて語られることがないように思うのだが、Sunny Day Real Estateはすげぇいいメロディを歌うバンドだと密かに思っていたりする。

 

決してポップとかメロディアスといった類いではないのだが、どれもふとした瞬間に響いて、胸に深く沁みていくようなメロディばかり。やや独特でクセがありながらも、すっと心に入り込んでいく素晴らしいメロディは、どことなくsyrup16gを彷彿させる。シロップとか好きな人は絶対好きだと思う。そんなバンド。

 

DIARY (2009 EDITION)

DIARY (2009 EDITION)

 

 

 

Taking Back Sunday(テイキング・バック・サンデイ)

 

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次におすすめしたいのが、99年にアメリカニューヨークにて結成されたロックバンド

Taking Back Sunday(テイキング・バック・サンデイ)だ。

 

疾走感溢れるパワフルな楽曲に、センチメンタルな哀愁漂うメロディと、これまた基本的なエモのお手本のようなバンドであるTaking Back Sundayだが、最大の魅力といえば、がむしゃらに演奏するがあまりににじみ出てしまう、ある種のダサさやしょーもなさだろう。過剰さ、といい換えてもいいかも知れない。

 

歌い上げるというよりも、歌い飛ばすというようなぶっきらぼうなボーカルに、WEEZER的なコーラスをひたすら重ねたセンチメンタルなメロディ。何となくいなたいビジュアルに過剰なパフォーマンスは、かつて流行った日本の青春パンクのような趣がある。

 

1stアルバム「Tell All Your Friends」で特に顕著なそうした過剰さや、「これしか出来ねぇ!」とでもいうような不器用ながむしゃらさは、正にエモーショナル。スタイリッシュにキメた、オシャレなバンドでは決して演奏出来ないであろう感情的な楽曲の数々は、エモのあるべき姿だと思う。

 

テル・オール・ユア・フレンズ

テル・オール・ユア・フレンズ

 

 

・The Appleseed  Cast(ザ・アップルシード・キャスト)

 

 

The Appleseed  Cast(ザ・アップルシード・キャスト)は、97年にアメリカカンザス州にて結成された90年代エモのバンドのひとつだ。最近知ったばかりのバンドなのだが、これがすごいかっこいい。僕の心にある、かっこいい!と感じるツボを刺激しまくってくる、素晴らしいエモを聴かせるバンドだ。

 

何がいいって、ポストロックの要素を取り入れた、そのポストハードコアなサウンドである。時にクリーンに、時に激しく、2本のギターによって構築される音の世界が、まるでオーケストラを聴いているように心に迫ってくるのだ。

 

かといって、何となく近づき難い雰囲気のポストロック一辺倒かといえばそうではなく。基本はしっかりとしたロック。もちろんエモ感もバリバリだ。そしてそもそもの基本になっているコード進行がいいのだろう、ポストロックの香りを散りばめながらも、感情を乗せて歌われるメロディがすげぇいい。最近知ったバンドの中では、ダントツにメロディが好きなバンドだ。

 

センチメンタルな感情をあらわにして叫び、歌い上げるそのメロディが、もうすごい泣けるのである。何を歌っているのか分からなくても、不思議と涙腺をグイグイ押してくる。ひとり寂しく膝を抱えてしまうような夜にこそ聴きたくなる。そんなバンド。

 

Mare Vitalis

Mare Vitalis

 

 

 

・COWPERS(カウパァズ)

 

斜陽

斜陽

  • COWPERS
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

海外のバンドが続いたので、ここからは日本のバンドをおすすめしていこう。邦楽1発目は北の地、北海道にて結成された、知る人ぞ知る伝説のエモコアバンドCOWPERS(カウパァズ)。

 

このCOWPERSの音楽がとにかくすごい。何がすごいって、エモやポストハードコアが一般的になる前に、ここ日本でエモ的なソリッドで感情的なサウンドを鳴らしていたのが、彼らCOWPERSだ。

 

音楽的には純粋なエモというより、USハードコアを基調にしたポストハードコアに分類されるかと思うが、ツインギターによるキャッチーかつソリッドなリフや、鬱屈とした心象風景を散文的に描き出したような歌詞、哀愁漂うメロディを感情のままに叫ぶ竹林ゲンドウ氏のボーカルは、最高にエモーショナル。

 

そして何より、いいロックバンド特有の「わびさび」がある。ロック特有の危うさや肉体性、かっこ良さに、楽曲の素晴らしさが合わさったCOWPERSの音楽は、一言ではいい表せない様々な魅力に溢れている。

 

個人的に、もしバンドを組むならこんな音楽がやりたい、と思うバンドのひとつでもある。ちなみにボーカルの竹林ゲンドウ氏は、SPIRAL CHORDを経て、現在はzArAmeにて活動している。こちらもめちゃくちゃかっこいい。ライブ行きたい。

 

揺ラシツヅケル

揺ラシツヅケル

 

 

Bloodthirsty Butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)

 

ファウスト(Album Version)

ファウスト(Album Version)

  • provided courtesy of iTunes

 

こちらもご存じ北海道出身のエモコアバンド、Bloodthirsty Butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)だ。非常に有名なバンド故に、今更僕が語る必要もないかと思うが、語らせて欲しい。

 

Bloodthirsty Butchersの何がすごいって、楽曲や各楽器のプレイひとつとっても、オリジナリティがすごいんである。仮に僕がメンバーだったとして、あの楽曲を思いつくか、弾けるかといわれたら、絶対出来ない。本当に唯一無二のバンドだと思う。

 

そのサウンドも非常に特徴的だが、何といってもこのバンドの魅力は、ボーカルギターの吉村秀樹氏の声と存在感だ。メロディが成立する、ギリギリのピッチで歌われる吉村秀樹氏の直線的なボーカルは、時に「ジャイアン」などと評されることもあるが、完成度の高い詩のように文学的な歌詞と、表情豊かな楽曲は、彼のボーカルやギターあってこそだと思う。

 

アルバム「未完成」に収録されている名曲「ファウスト」は、ここぞという勝負の時に聴きたくなる、僕にとってのファイトソングのひとつだったりする。

 

未完成

未完成

 

 

 

eastern youthイースタンユース

 

踵鳴る

踵鳴る

  • provided courtesy of iTunes

 

最後におすすめしたいのが、北海道出身で現在は東京荻窪を拠点に活動しているバンド、eastern youthイースタンユース)だ。お気付きの方もいるだろう、そう僕はこの北海道のインディーズシーンから生まれた、独自のエモ感を持ったバンドが大好きなのだ。

 

eastern youthというと、アジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤氏やTHE BACK HORNなど、多くのミュージシャンが影響を公言しているが、そのくらい破壊力と影響力のあるバンドだと思う。

 

特に名盤として語られることの多いアルバム「感受性応答セヨ」は、泥臭さと男臭さの混じったエモの、ひとつの完成形なのではないだろうか。そのくらい好き。収録されている「踵鳴る」を始めて聴いた時などは、心臓をぶん殴られるような衝撃だったもの。

 

イントロのコード弾きから、突如として突入するオクターブ奏法のフレーズと、ツーバスで連打されるバスドラのプレイは、それだけで聴く価値があるんじゃなかろうか。胸に渦巻く感情がそのまま、歌に演奏に曲になっている。すげえ表現力だな、と聴く度に震える。

 

感受性応答セヨ

感受性応答セヨ

 

 

・まとめ

 

さて「俺的!最高にエモいおすすめのエモバンド10選」と題して、個人的に好きなおすすめのエモを厳選して紹介してきたが、いかがだっただろうか。楽しんで頂けたなら幸い。

 

こうした、衝動的かつ叙情的に、胸に渦巻く感情を歌ったエモが、僕は大好きだ。何故なら、寂しい時や悲しい時、イライラした時や恋に落ちた時、ここぞという勝負の時、様々なシーンで心の側で寄り添ってくれる素敵な歌ばかりだから。日常に潜む様々な場面で感情が揺さぶられるその時、自身も最高にエモーショナルになっているのだ。そしてそんな時こそエモは、僕らの心に優しく響き渡るのだ。

 

全てのロックファンよ、エモを聴こう。悲しいことがあっても、嬉しいことがあっても、そんな音楽たちをいつか誰かと「最高だよね!」といい合えたなら、僕ら幸せじゃないか。

 

本日のテーマソング

キウイロール/ベクトル