黴ブログ

好きなものやことを、徒然なるまま書き散らす。

無職のアラサーがボーカロイドの曲聴いて号泣した話

はろー、はうろー。皆さんは音楽を聴いて号泣した経験はあるでしょうか。僕はというと元々涙もろい性格なのか、学生時代はよく音楽を聴き涙を流していた。アジアンカンフージェネレーションのファンクラブに涙を流し、銀杏BOYZに涙し、何度救われたか分からない。他にもoasisスピッツthe pillowssmashing pumpkinsweezerと挙げればキリがないくらいに様々なバンドの音楽に感動し、涙し、救われてきた。「どれだけ俺の気持ちを分かってるねん!!」と涙を流す様はさながらパブロフの犬のようだったと思う。

そんな多感過ぎるくらい多感な学生時代を過ごしてきた僕だけれども、感受性というのはすり減っていくものなんですね。気が付けば音楽で涙を流すことはなくなり、泣ける映画や泣いてしまうような悲しい状況に直面してさえも、涙が出ない。なんつぅか感情の起伏の少ない、随分ドライな人間になってしまったなーなんて思うことが多くなっていました。

 

そんなドライで鉄面皮で冷酷超人な僕ですが、最近ふと「あ、これ懐かしいなー」と再生した1曲で思いがけずダバダバ泣いてしまった。まさに涙腺直撃でなんかよく分からないまま涙が流れてダメだった。曲はこちら、ボカロPであるKEIさん作のhello,workerと言う1曲。

 

まさかのボカロ曲。実は私、現在無職で絶賛求職中という、社会において非常にエモいこと極まりないない立場なのだけど、そんな時期にこの曲はまずかった。シンプルながら温かみのあるバンドサウンドで、就職活動や仕事ですり減った感情を、切なくも前向きに歌っている。何だか久しぶりに「どれだけ俺の気持ち分かってるねん!!」と思ったし、「こんなはずじゃ。。」とも思った。

実はこの曲、大学時代にやっていたバンドでコピーしたこともある曲なんですよね。確か大学3年生の就職活動開始前の時期に披露した曲目のひとつだった。バンドでのキメが揃わなかったり、ていうかライブ自体笑えるくらいボロボロで、終了後ずっとプンスカしていた気がするな笑

自分の心の中にある想いを意識せずに言い当てられてしまったような、そして今となっては笑えるようなエピソードを思い出して懐かしいような、そんな唐突な感情のカオスに襲われた挙句の号泣って訳だ。うーん我ながらエモーショナル。もはやエモーショナルハードコアの域に達していると言っても良い気がする。ボーカロイドとかそんな熱心に聴いていた訳ではないのに、不覚。

 

良い年した大人が情けねぇわ、とも思うのだけれども、こうやって直接感情を揺さぶられるのも良いものだなーと思ったのもまた事実。歳を重ねるたびに素直な感情を表現することが出来ない、良くない、という場面が増えて行くものですが。しかしだ、誰も見てないところでくらい素直に泣いたり笑ったり怒ったり発狂したり変顔したり訳もなく全裸になったり思い出し笑いしたり思い出しブチ切れしたり妄想ひとりライブ実施したりするくらいしても良いんでないかなーと思う。これ全部僕が過去にやってたことだが。文字にするとただの狂気でしかないな、こんなんただの変態じゃねーか。でもそれが良い。削れて薄くなってしまった感情を取り戻しに行こうじゃないか、と心から思った。これが僕だし人間なんて皆誰しも少しづつ変なところあるもの。そして僕はそんな少し変な人が大好きだったりする。皆もっと素直に剥き出しで行こうじゃないか、仕事に直接関係ない部分くらいでは。そして皆で笑いあって手を繋ごう。音楽の話なんかしたりしてさ。

 

長々と書き殴ったけれど、要は感情のアウトプットとインプットをちゃんとしたいね、というお話。ドライで鉄面皮で冷酷超人な僕だけれど、自分の感情には敏感な人でありたいです。ではまた!!!

 

本日のテーマソング

THE STROKES/someday