黴ブログ

好きなものやことを、徒然なるまま書き散らす。

いくら変わって時間が経ったって、やっぱり銀杏BOYZはキラキラしてんなあって話

銀杏BOYZのシングル・エンジェルベイビーが発売になりましたね。このブログでもちょくちょく書いている通り、銀杏BOYZは僕にとってかなり思い入れのあるバンドのひとつ。所謂青春時代のバイブル的バンドだ。山形の田舎のイケてない根暗な高校生だった僕にとって、山形の田舎のイケてない根暗な高校時代を包み隠さずカミングアウトし、愛だの青春だのセックスだのフェラチオだのと喚き散らして、汚すぎるくらい汚いのに何だかロマンチックで優しくてキラキラしてる滅茶苦茶なその音楽はセンセーショナルだった。全然カッコよくないはずなのに、カッコよいと思った。彼らの曲を聴いてから、イケてなくて根暗で友達もあまりいないけれど、音楽だけは大好きな、そんな自分が「あ、俺間違ってねぇんだ、これでいいんだな」なんて思えて、随分と救われた気がする。

そんな思い入れの深すぎる程深い、銀杏のシングル発売。「これは早速レビューしなければなるめぇ。。」と筆を執った次第。愛ゆえにまとまりがつかなくなる可能性も残しつつ、以下レビューいっくよ!!

 

 

エンジェルベイビー(通常盤)

エンジェルベイビー(通常盤)

 

 

 

 

単刀直入にこちらのシングル、歌詞・曲共に最高でずっと発売を楽しみに待っていた甲斐があったなあ、と思いました。これからの銀杏boyzの活動がより一層楽しみになる、素晴らしいシングルになっているな、と。

まず表題曲のエンジェルベイビー。ノイジーなギターに乗せて歌われるポップなメロディがキラキラと輝く、これからの銀杏boyzを代表するようなど真ん中な名曲。「漂流教室」や「夢で逢えたら」を彷彿させるような、ロマンチックでちょっぴり切なくて、イノセントさも感じられる1曲で、峯田氏のこうした歌の説得力には「やっぱすげぇや。。」と改めて感動した。中でも

 

hello my friend 君と僕は一生の友達さ

さようなら 美しき傷だらけの青春に

 

の一節にはドキリとさせられた。活動休止に、長い間苦楽を共にしてきたチンくんや村井君らメンバーの脱退と、数々の困難の中で活動を続けてきた峯田氏。そうした困難だらけの過去をも、受け入れて進んでいこうとする決意と、かつてと少しも変わらぬロックへの愛と衝動が感じられる名フレーズだなあと思いました。思わず目頭が熱くなりましたよ、ほんと。


カップリングの二回戦は、エンジェルベイビーとは打って変わって、少しアダルトな雰囲気でロマンチックなスローバラード曲。バックで鳴るキーボードが非常に美しく印象的な1曲。後コード進行が何だかエロい。こういう曲って今までの銀杏ではあまり見られなかった曲だよなーと少し新鮮な気持ちになりました。しかしそんな美しい演奏の中でも、峯田節は健在。サビでの、「おええええええええ!!!」と吐き出すような絶唱は流石!の一言です。

活動初期と比べると紆余曲折あり、音楽性やメンバーや活動ペース等変わってしまった部分も多い彼ら(というか彼、か)。そんな様々なバンドの変化を受けて離れてしまった人も多いのもまた事実。しかしロックへの愛や衝動を歌う峯田氏の歌と吸引力は、かつてと少しも変わらずキラキラしていて、気付けば夢中になって聴いていたイケてなくて根暗だった10代の頃のように、ドキドキして聴いている自分がいた。何だかそんな自分が誇らしいような、笑えるような嬉しいような、何とも形容しがたい気分になりました。

 

程度の差はあれど、活動する全てのバンドは日々形を変えて変化していく。そしてそんなバンドと同じく、日々活動し変わって来たのは我々ファンも同じ。活動初期からファンの人や離れてしまった人も含め、恋愛したり失恋したり結婚したり就職したり、借金したり、仕事辞めたりと、それぞれの人生を歩んで変わって来た銀杏ファンの方にこそ聴いて欲しい1枚だな、と思いました。

あの頃の銀杏boyzと全く一緒という訳ではないけれど、変わってしまった部分も確かにあるけれど、キラキラと輝いていてロマンチックで熱い、そうした部分は変わらないんだなあ、と今作で強く実感。月日を経て変わって来たからこそ、そんな銀杏boyzの魅力がより一層強調されて輝いて見えるように感じるのです。時間が経って変わって来たからこそ響くような、また峯田氏が歌うように『ここにしかないどこかへ』一緒に行けるような、そんなドキドキが詰まったとても良いシングル。まだ未聴の方、是非。

 


銀杏BOYZ - エンジェルベイビー(MV)

 

本日のテーマソング

cocco/焼け野が原