黴ブログ

好きなものやことを、徒然なるまま書き散らす。

弾き語りライブをやったよーて話

昨日は大学時代の後輩が企画した弾き語りライブに参加してきました。参加と言っても観る方じゃないぜ、ステージに立って演奏する方だぜ。こんな風に人前で本格的なライブをやるのは大学卒業時の引退ライブ以来だから約3年以上ぶり?だったので非常に緊張しました。どんだけ緊張したかというと、ステージ終了後に足がガクガク震えて歩行困難になってしまったくらい。あまりに震えるものだから、バックステージで「わしゃジジイか!」と思ってちょっと笑ってしまったくらい笑何なら演奏中も足ガクガクしてたからね。どんだけ豆腐メンタルやねん!!と歌いながらすげえ思ってたからね。完全にこんなのステージに立つ人間として向いてないからね。でもとにかく楽しかった、ほんっとうに楽しかった。

 

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当日のフライヤー。カッコ良い。仲間内の企画故、一般のライブハウスのブッキングとは違って出演者も皆知り合いばかりなのだけれど、和気あいあいとしつつもバチバチと

した雰囲気があってとても良かったなあと。あと出演者のみんな演奏すげえ上手い。弾き語りライブということで、演奏は基本アコースティックギター+歌という非常にシンプルな構成。こう改めてしっかりと経験すると、弾き語りというのは余分な装飾が無い分、演者の歌や演奏のフィーリングが直接ぶつかってくる感覚があって、すげえ面白いなーと思いました。以下僕の今回のライブのセトリ!

 

01.悲しみの果て/エレファントカシマシ

02.参加賞/それでも世界が続くなら

03.銀河鉄道の夜/GOING STEADY

04.翌日/syrup16g

 

の以上4曲。これ、なかなかにエモーショナルなカバー曲たちですな。肝心な演奏の方はと言うと、途中からあまり覚えていない笑練習の段階では綺麗目なアレンジを施して、割としっとりとミドルテンポで演奏しようと思っていたのだけれど、段々とスピードが速くなり、テンション上がり過ぎた挙句本番では弾き語りというより弾き叫びという感じになっていたように思います。「ロックンロールを感じた」「めっちゃ熱かった」との感想を多々貰えたのであれはあれで良かったと思う笑

 

そんな中、「学生時代は毎日のようにバンドをやって、友達と会えて、そんな生活が当たり前だと思っていた。」と話すひとりの後輩のMCが胸に刺さりました。「でもそれは当たり前じゃなかった。今では毎日仕事に追われて、音楽も友達も触れる機会がめっきりと減ってしまった。なので今日はとても楽しい。良い歳した大人が青春だなんておかしいけれど、最後の曲は青春の歌をやります。」そう話して歌いだしたアンディモリのカバーに本気で涙腺持っていかれるかと思った。

 

まだまだ若者の部類に入る僕らだけれども、モラトリアムの時期は既に卒業し終えていて。もう学生ではない僕らは社会に飛び出して、各々の人生の為にある意味ひとりでそれぞれのやり方で次のステージに進まなければならない。そんな中で得たものと同時に失ったもの、置いて行かざる負えないもの。そしてそれでもずっと心の奥の方に残る消せない、忘れられないもの。そんな諸々を思い出すような、とても心に突き刺さるステージだった。青春、と呼ばれる時期はとっくに過ぎて、まだ若いながらも感性や肉体も日々少しづつ削れるように昔と変わって来ている。もう学生時代のようには出来ないことも多いけれど、それでもまだまだ「俺は何かやらかしてぇんだ!!」と思いながら日々生きていけたら良いなと心から思います。

 

久々のライブもやれてとても良い1日でした。あいつが最後に歌ったアンディモリの曲、何て曲だったかな。今までしっかりとアルバムとかで聴いたことなかった、アンディモリ。今度改めてちゃんと聴いてみようと思う。

 

本日のテーマソング

天才バンド/君が誰かの彼女になりくさっても