黴ブログ

好きなものやことを、徒然なるまま書き散らす。

田舎の景色に、匂いにoasisの音楽はとてもよく合う

現在実家のある山形へ帰省中なのだけれども、外に出掛けた際に部屋で過ごす際と、生活を送る日常の中でひたすらにoasisの楽曲ばかりを聴いています。

高校時代に洋楽に目覚めるきっかけとなったバンドで、当時から今までずっと愛好しているバンドのひとつで、「好き好き!!まぢ超愛してるし!!」と言ってディープキスしたいくらいに大好きなバンド。そんな愛してやまない彼らの音楽なのだけれど、田舎の景色に、匂いにoasisの音楽はどうしてこうもマッチするのだろうか。

 

 

オアシス

オアシス

 

 

住宅街の中ながら周りに川や田んぼに囲まれた場所に実家はあるのだけれど、そんな環境で聴くoasisは、普段日常生活を送っている埼玉で聴くより数倍多めに心に沁みる。朝の澄んだ空気や、夕方のほのかに香るダウナー感、夜の静か過ぎるくらいに静かな暗さにちょっとしたセラピー効果あるんじゃないの?ってな具合にマッチして心にグサグサ来る。彼らの音楽は山と田園に囲まれた国道を車で走るのにも持って来いだし、台風の影響で天気の悪い、ここ数日の曇り空にもぴったりだ。

 

なんでこんな風に田舎の風景にマッチするのかって、それは多分oasisの音楽から漂う泥臭さ、もっと言えば隠しきれないで溢れるいなたさ、みたいなものがそうさせてるんじゃないかなーと思う。

 

セカンドアルバム『(what`s the story)morning glory?』に収録されている曲に、some might sayと言う曲がある。晴れた日のお散歩にドライブにぴったりな名曲なのだが、なんか全体的にもっさりとしてはないだろうか。終始ジャリジャリしたギターから飛び出すイントロのリフに、ドタドタしてるドラムに、ポップで良い意味で力の抜けたメロディから溢れる、隠しきれないまでのいなたさ。メンバーのファッションにギターのノエル兄貴のグラサンももっさり感を倍増させてる気がする。

 

初期の彼らと言えば、ロックンロール極まる傍若無人な破天荒さと、全曲シンガロング出来るくらいの楽曲のメロディセンスばかりが評価されがちだけれど、個人的にまだ洗練されていない粗削りな部分と、全体的にもっさりとしたいなたい音像もすごい好きなポイント。海外のロックスターというと、洗練されていてオシャレでスタイリッシュで果てしなく遠い存在のような気がしてしまうけれど、限りなく素でカッコつけすぎないどこかもっさりとした音とビジュアルに、変な親近感のようなものを覚えて夢中になった。そしてそんな剥き出しな部分が、心からカッコ良いと思って憧れた。ファッキンクールだった。「海外のこんなの聴いてる俺、カッコよい!」と悦に浸るようなバンドではなく、日常のあらゆる場面に寄り添って時に奮い立たせて、時に慰めてくれるような、そんなバンド。

 

地元に帰るたびに僕はあの頃と少しも変わらずに、今もrock`n roll starを聴いてテンションをブチアゲ、朝は爽やかにlive foreverを、夕方はslide awayを聴いて悠々とお散歩をし、センチメンタルな夜にはwonderwallを聴いて癒され、なんて具合に田舎の風景にぴったりなBGMと共に過ごしている。

お盆ということで、田舎の方へ帰ったり出掛けたりなんて機会も多いと思いますが、そんな時のお供にoasisの音楽はどうだろうか。きっとあまりのぴったり具合にびっくりしちゃうと思うぜ。きっと良い気持ちだぜ。それは最高にファッキンクールだと思うぜ。

 

本日のテーマソング

the amazons/junk food forever