黴ブログ

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初心者でも大丈夫!大学の軽音楽サークル入部のススメ

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新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今年大学に進学した子たちも、既に入学式を終え、きっと今頃は「どのサークルに入ろうかなあ」と悩んでいる時期なんじゃないかと思う。

 

大学内にある様々なサークルの勧誘が、ひっきりなしに行われるこの時期。中には入学を機に「軽音楽サークルに入って、楽器を始めてみようかな」と考えている方も多いのではないだろうか。

 

しかし新しい始まりには不安が尽きないもの。「初心者なのに軽音楽サークルに入部して大丈夫かなあ」「バンドやってる人って何か怖そう、仲良くできるかしら」などの不安で、興味はあるものの、中々入部に踏み切れない方も多いことだろう。

 

そこで今回は、かつてバンド完全初心者の状態で大学の軽音楽サークルに入部し、最終的に部長にまで上り詰めた僕の経験から、一歩的なアドバイスを綴っていこうと思う。バンドや音楽が好きな、迷えるヤングたちが抱えている様々な不安に答えながら、初心者でも安心な、軽音楽サークル入部の心得を伝授しようではないか。

 

・バンドマンってちょっと怖そうだけど大丈夫?

 

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まず初めに気になるのが「バンドマンってちょっと怖そうだけど大丈夫?」という部分だ。

 

バンドマンというものは、音楽やパフォーマンスで人々を魅了するというその特徴上、やたら派手な髪型だったり服装だったりとパンチの効いた方々が多いもの。また見た目は普通でも、何やら形容しがたい独特のオーラのある人も多い。「何か怖そう…」そんなイメージを持っている人も多いことだろう。

 

僕自身、入部する前まではそんなイメージを持っていた。何ならモヒカンのガチパンクスの先輩に「てめぇなめてんじゃねーぞ」などと恫喝されるのではなかろうか、とガチでビビってたからね。今となっては可愛いね。抱きしめてえ。

 

結論をいえば、これ、全く怖くない。

 

大学の軽音楽サークルといえば、いわゆるロキノン系の音楽が好きな人はもちろん、メタルやパンク、ヴィジュアル系やアニソンなど、多種多様な趣味の人たちが集まってくるもの。それゆえに見た目やキャラが濃い人も確かに多いが、みんな君と同じ音楽好きばかりだ。好みのジャンルはそれぞれ違えど、音楽を愛するハートはみんな同じ。「どんな音楽が好きなの?」と質問を投げかければ、喜んで好きな音楽ことを話してくれるはずだ。

 

また、日々練習を重ねてコンスタントに活動しているバンドマンほど、根は真面目でシャイだったりもする。バンドというものは、意外と日々の地道な積み重ねが大事なもの。派手な見た目でちょっと怖そうな先輩でも、熱心にバンドに打ち込んでいる人ほど、実は真面目で熱いハートの持ち主だったりするのだ。

 

・初心者なんだけど入部しても大丈夫か不安です!

 

こういった不安も、軽音楽サークルに入る際に悩むポイントですよね。あると思います。しかし結論からいおう。初心者でも全然大丈夫。何ひとつ問題ナッシングだ。

 

というのも、軽音楽サークルといえど、最初からバリバリ経験者です!という人って意外と少ないもの。話を聞いてみると、ガンガンギターを弾き倒している先輩も、初心者の状態で入部したという人が何気に多いのだ。経験者の方が少ないくらいで、周りの同級生は初心者ばかりというのは、軽音楽サークルのあるあるネタのひとつだったりする。

 

最初は同じような趣味の合う仲間と切磋琢磨して、時には先輩に指導して貰いながらバンド活動をスタートする、という流れが多い。気の合う仲間同士、分からないところは先輩に教えて貰いながら、和気あいあいと練習に励んでいければ、掴みはオーケーだろう。

 

しかし課題曲のチョイスには注意が必要。自分たちの技術を見て「これくらいの難易度なら出来るかも!」という曲を選ぼう。間違っても最初から涼宮ハルヒの「God knows...」とかチョイスしちゃダメだぞ。イントロからギター弾けなくて、止まった挙句に「あれ、リードギター弾いてなくね?」とかいわれちゃうからな。俺のことだよ。あんな速いの、しょっぱなから弾ける訳ねぇだろ。今も弾けない。

 

 

 

・楽器とか持ってないんだけど入部しても平気なの?

 

これも全然大丈夫。問題なしだ。

 

というのも担当楽器がドラムの場合、既に大学の備品としてサークル内にドラムセットが置いてあったり、持っていなくとも外部のスタジオで叩くパターンが多いため、改めて買う必要はないのだ。ドラムセットってそもそも高いしね。ボーカルもまたしかり。マイクもスタジオやライブハウスにあるから、買わなくても大丈夫。

 

ギターやベースに関しては、やりたいパートや欲しい楽器が決まっていれば、早々に購入して練習するのもありだが、そうでなければ別段焦って買いに行く必要もないだろう。焦って微妙なものを買ってしまっては、楽器に愛着も湧かないし、そもそも楽しんで練習が出来なかったりする。バンドを組んだ後、自分が担当することになった楽器を買いに行く、というのでも何も遅くはない。

 

サークルとしても、初心者のために楽器の講習会を実施したり、後輩の楽器購入に喜んでついてきてくれる、教えたがりな先輩が必ずいたりするもの。試しに「楽器買いたいんですけど…」などと相談してみよう。「マジで、何買うの?今度一緒に御茶ノ水行く?」と親身になってくれるはずだ。先輩と仲良くなれてこれから愛機となる楽器も購入出来る、いい機会ですよ。

 

ちなみに僕が軽音楽サークルの部長になった際も、同じように「皆で楽器を買いに行こう会」を実施した。2人しか来なかった。マック食べて帰った。切ない味がした。

 

Squier エレキギター CLASSIC VIBE STRAT 60's 3TS

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・あわよくば可愛い彼女やカッコいい彼氏をゲットしたいんですけど…

 

若さ猛るヤングアニマル的にもっとも気になるのが、これじゃなかろうか。せっかく大学生になったのだ。バンドってモテるっていうしぃ?バンドマンってカッコいいしぃ?可愛い彼女やカッコいい彼氏をゲットして、キャンパスライフをエンジョイしたいよねぇ~マジ卍~って感じだろう。

 

これも断言しよう。真面目にサークル活動に参加したら出来るよ。

 

普段の練習やミーティング、ライブや打ち上げなど、部員同士が関わる機会は非常に多い。たとえ、今まで学生時代イケてない芸人であったとしても、異性と仲良くなれるチャンスは存分にあるのだ。

 

え、一緒にライブに行きたい?出来るよ、出来る!一緒に楽器屋デートもしたい?出来るよ!イケメンのギターの先輩と付き合いたい?余裕余裕!

 

何なら気になる女子に、GOING STEADYの「銀河鉄道の夜」をガチンコのテンションで弾き語って聴かせ、後々サークル内を爆笑の渦に叩き落したり、御茶ノ水の橋の上でテンションに身を任せて告白した挙句「そんなつもりじゃなかったのに」といわれるといった、エモーショナルハードコアな体験も出来たりするぞ。

 

って全部俺のことだよ。もう思い出を小出しにするスタイル止めよう。思い出して辛くなってきた。要はモテる奴は普通にしていてもモテるし、モテない奴はどう頑張ってもモテないということだ。そこら辺の腕は君たちに掛かっている。頑張れ。

 

しかしサークル内や、交流のある他大学との恋愛はまだしも、同じバンド内での恋愛はあまりおすすめしない。

 

考えてもみて欲しい。同じバンドで付き合ったり別れたり。上手くいっている時はまだ良いが、そうでない時なら、影響は最悪だ。そんなボロボロの関係では、演奏や活動にも良くない影響が出てしまうだろう。それが三角関係などに発展したら、バンドはおろかサークル崩壊も待ったなしだ。

 

何事もそうだが、適切な距離感を持って、思いやりを忘れずに楽しく交流するのがおすすめだ。

 

 

・初心者でも興味とやる気があれば全然大丈夫!

 

大学の軽音楽サークル入部のススメを綴ってきたが、いかがだっただろうか。例え初心者でも「バンドで演奏したい!」という気持ちがあれば、きっと存分に軽音楽サークルを楽しむことが出来るだろう。

 

軽音楽サークルとは、音楽というひとつのコンテンツを通して、これまで知らなかったもの同士が出会い、時間や思い出と共に繋がりあっていくもの。そうした不思議な縁こそがロックの、軽音楽サークルの素晴らしいところではないだろうか。

 

今年大学に入学した新入生の皆さん。いい出会いに巡り合えることを祈っている。

 

 

本日のテーマソング

Yuck/Sunday