黴ブログ

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ロックスターにならう 上手なストレス発散方法!

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ストレス。それは現代に潜む闇。極度のストレスは頭痛や動悸に肌の不調、果ては不安やうつ状態も引き起こす。どんなに完璧でスタイリッシュに見える人でも、その裏でこいつの魔の手に非常に悩まされているということも多い。生活の中で切っても切れない存在である、ストレス。現代を生きる者にとって、ストレス程厄介で恐ろしいものはないだろう。

 

ストレスの何が恐ろしいかって、あれだよ。普段全く感じずに生活することは100%不可能だってことだよ。あなたにも、経験があるだろう。どうにかして無理やりにストレスを避けようとしても、回避した先で新たなストレスが生まれたりして。それをまた避けようとしたら、また別の要因でストレスが生まれる。「何か良い方法はないものか」と雑誌やサイトを見てみても、どうもしっくりこない。正にこの世は大ストレス時代。延々と続く堂々巡り。その姿はまさしく地獄じゃ!ストレス地獄じゃ!誰かお助け下され!!!

 

そんな大小様々なストレスがはこびる現代日本。ぼんやりと音楽を聴きながら考えていたところ、あるアイデアが浮かんだ。そのアイデアというのが「ロックスターを参考にすれば、上手なストレス発散法が浮かぶんじゃないのか」というものだ。

 

どうか笑わないで聞いて欲しい。というのも、所謂ロックスターといわれる人々。とにかくどこまで行っても、ゴーイングマイウェイなイメージがないだろうか。ふと考えてみれば、脳裏にすぐにイメージが湧いてくるだろう。腹が立つことがあれば中指を突き立て、両手に美人な姉ちゃんを連れて、やや粗暴な振る舞いながらも自分自身を貫く、そんなロックスターの姿が。

 

学生時代よりロックを愛し影響されてきた僕だが、こうした彼らの行動はストレスマネジメントとしても、ならうべき部分があるのではないか。そんな風に考えた。そこで今回はロックスターあるあるを挙げながら、彼らの行動がストレスの対処法や発散方法としてどうなのか、検証していこうと思う。各々、頭の中でロックスターをイメージしながら読んで頂けたら幸いだ。

 

・気の合う仲間と騒ぐ

 

ロックスター的行動として、まず初めに思い浮かぶのがこれだ。ロックスターの方々といえば、もう滅茶苦茶に騒いで暴れるイメージはないだろうか。

 

90年代UKロックシーンを牽引したモンスターバンド・oasisは、ライブの度に毎晩パブで暴れ騒ぎまくっていたらしいし、かの有名なLED ZEPPELINにもかつて日本公演で来日した際、騒ぎすぎて宿泊していたホテルの部屋を破壊してしまったというエピソードがある。そう、ロックスターは気の合う仲間ととにかく騒ぐのである。

 

こうした経験は、ロックスターでなくともあるだろう。気の合う仲間と騒ぐ。ストレス発散という点から見ても、これはかなり良い方法なのではないだろうか。男同士で騒いでいると、途中でテンション上がり過ぎて脱ぐ奴もいたりして。中にはそのために宴会芸用の奇抜なパンツを履いてくる猛者もいたりしてな。これがとにかく楽しかったりするんだよな。

 

友達同士時間が合いづらかったり、場のテンションに左右されるというデメリットはあるが、気の合う仲間が複数人いる場合は、これはかなり良いストレス発散方法になりそうだ。

 

・飲酒

 

ロックスターといえば、忘れてはならないのが酒だ。oasisでいうCigarettes&Alcohol。ロックスターでなくとも、酒はバンドマンとは切っても切れない関係性だ。もうマジで暇さえあれば、ガブガブ酒飲んでるあいつら。あなたのイメージするロックスターも、そのイメージの中でお酒をガブガブ飲んでいることだろう。

 

ロックスター=酒のイメージといっても過言ではない程、ロックスター感のある行動・飲酒。ストレス発散の観点からいっても、とても良いのではないだろうか、と思う。程良い量のアルコールは、気持ちを落ち着け陽気にさせる効果がある。気の合う者同士でワイワイとお酒を酌み交わしたならば、日々のプレッシャーやストレスからも解放され、ほんわかと楽しい気持ちになれることだろう。まあ、僕自身は全くお酒が飲めないので、自分の経験から語ることは出来ないんですけどね。

 

デメリットとしては飲み過ぎると身体に異変をきたしたり、周りに迷惑をかけてしまうこともある、ということが挙げられる。近年のアルコール絡みの事件の多さからもこれは明白だ。それにお金も多分滅茶苦茶かかる。気付いたら財布の中が空っぽになっていた、ということもあるだろう。あくまでも飲み過ぎず、気の合う仲間と程々に楽しむことが出来れば、これも中々優秀なストレス発散方法になりそうだ。

 

・喫煙

 

ロックスターといえば、煙草。海外は勿論ここ日本でも、ロックスターと呼ばれる方々の喫煙者率は非常に高い。NIRVANAカート・コバーン氏やミッシェル・ガン・エレファントの面々など、煙草を吸うロックスターを見たことがある方も多いだろう。

 

ロックスターに限らず煙草を嗜む喫煙者にとって、これはかなりストレス発散になるだろう。気分を切り替えたい時や何となくモヤモヤした時。仲間と語らう時や、最高の一仕事を終えた時。そんなシーンで吸う1本は格別に美味いものだったりする。

 

様々な場面を美しく彩る煙草は、喫煙者にとっては最高の嗜好品のひとつだが、デメリットは非常に多い。まず、身体にとても悪い。喫煙によって癌や脳卒中心筋梗塞などのリスクは大きく高まり、健康的な観点で見れば疑問が残る。しかもこのご時世。副流煙や臭いの問題もあり、喫煙者への風当たりは強い。確かに吸わない人にとっては迷惑でしかないよなあ、と思う。THE YELLOW MONKEY吉井和哉氏やエレファントカシマシ宮本浩次など、ヘビースモーカーでもきっぱりと煙草を止めるミュージシャンも近年は多い。

 

そもそも、喫煙所自体が撤去されて吸う場所がないというケースも多く、煙草を愛する喫煙者にとっては、ストレスを解消するどころか、逆に溜めることになってしまうかもしれない。

 

・悪いお薬

 

ロックスターといえば、悪いお薬。何つぅか、やったことないから何とも言えません。というかやっちゃダメだ、絶対。ロクなことにならないぞ。悪いお薬、ダメ!ゼッタイ!倒置法だぞ。お兄さんとの約束だぞ。

 

・不純異性交遊

 

お次はロックンロールの3大原則であるセックス・ドラッグ・ロックンロールの内のひとつ、不純異性交遊だ。ロックンロールヒストリーにおいては、語られることも多いこの不純異性交遊。宿泊するホテルに若いちゃんねー連れ込みまくりーの、酒池肉林のパーティ三昧しまくーりのと、偉大なロックバンドにはこうしたシモ関係のエピソードは付き物だ。

 

恥ずかしげもなく告白すると、女の子とまともに会話することも出来なかった中学高校時代などは、女の子たちと楽し気に会話するイケイケなサッカー部などを眺めながら、「ロックスターってすげー!俺もロックスターなりてぇー!」などとひとり興奮していたものだ。若いですね。

 

しかし、歳を重ねて今現在。不純異性交遊しまくりのバリバリ不健全な20代を夢見ていた僕だったが、今も当時と変わらずに全然バリバリじゃない。未だに初対面の女の子と会話すると緊張するからね。ロックスターどころか、当時のサッカー部にも負ける我が異性とのコミュ力よ。

 

ていうかあいつらマジ何なの。10代の多感な時期に、あそこまでグイグイイケるとか逆に怖いわ。更に俺の場合、バンドやっても全然モテなかった。普段キャーキャーいってるJDも、俺の出番の時だけはキャーキャーいってくれなかったよ。でも何故か男子にはモテた。お前らあの時はありがとな。

 

まあ何がいいたいかというと、どうも僕は女の子とイチャコラするのが苦手なたちらしい。そもそも酒池肉林のパーティ三昧だからといって、それは本当に幸せなのだろうか。その場の性欲や孤独は満たせても、きっと心の奥底までは満たせはしない。それならば自身が本当に必要として心から愛せる誰かと一緒に過ごした方が、遥かに心は安らぎ、ストレスも軽減するのではないだろうか。そういった点でも、あまり良いものではないのかもしれない。

 

・ていうかロックスター自体ストレスで大勢死んでるよね?問題

 

「ロックスターにならう上手なストレス発散方法」と題して綴ってきたが、いかがだっただろうか。ストレス発散の方法に参考になれば幸いだ。ってこれあんまり参考になんねぇっすね。

 

「気の合う仲間と騒ぐ」「飲酒」辺りはストレス発散になりそうだけれど、基本的には一長一短。僕自身普段あんまりやらないことばかりなので、検証のしようがないというのもある。そして何より注目すべきは、伝説級のロックスター自体酒や薬物の過剰摂取や病気などで大勢亡くなっているという事実だ。

 

何が彼らを酒や薬物、そして死に向かわせてしまうのかといわれたら、それは常に人前に立ち、売上だけでなく最高のパフォーマンスを発揮し続けなければならないという多大なプレッシャーやストレスだろう。考えても見て欲しい。毎度のライブや音源の制作や発表に際して、常にファンの目線が付きまとうのだ。きっと並のストレスでは考えられない程の重圧だろう。

 

過剰なストレスは心身の不調だけでなく、時に人を死にも追いやってしまう。それはきっと自分らしく、伸び伸びと過ごせるようなストレス解消法を見つけるしかないってことだろう。飲酒やバカ騒ぎもたまにはいいが、そうした刹那的なストレス解消法ではなく、自分らしく過ごせるゆったりとした時間を持つことが大切なのかもしれない。

 

あの頃偉大なロックの先人たちが教えてくれたのは、自分らしくいる強さと覚悟ではなかっただろうか。僕らはただ、自分らしくいられるような時間や人たちと過ごしながら、時に泣き笑いながら、このくそったれな世界を自分だけのやり方で転がっていくしかないのだろう。まあそれが一番難しいのだけれど。数々のストレスが襲いくる、大ストレス時代。しっかりと向き合うのも投げ出すのも結局は自分次第ですね。

 

 

本日のテーマソング

DOES/修羅