黴ブログ

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俺的!聴くたびに泣けるおすすめの曲6選(前編)

ハローエブリバディ。いかがお過ごしだろうか。前回の記事で、「the pillowsのストレンジカメレオンがマジ泣ける」といった内容のブログを更新した。

 

kawabeko1991.hatenablog.com

 

そこで考えたんだが、今回はストレンジカメレオンに続いて、個人的に泣けるおすすめの曲を一方的にご紹介しようと思う。普段音楽を聴いて、あまり涙を流すことのない僕だけれど、それ故に思い入れたっぷりの珠玉の音楽を、ガチンコでご紹介出来るのではないか?と考えたのだ。

 

我々現代人は、常に色々な問題が起こり得る、実に複雑な世界で生きている。いかなる瞬間も元気元気で過ごせれば問題はないのだが、いかんせんそれが中々難しい。時にはいかんともしがたい現実に直面し、涙を流すこともあるだろう。

 

ん?大人だし情けなくて泣けないぜ?分かるよ、その気持ち。日本男児たるもの、大の大人たるもの、泣くなんてまるで負けたみたいに思ってしまうよね。しかし、たまにはひとりで涙を流してもいいんじゃないだろうか。音楽によって心を動かされて流す涙は、きっと素晴らしい、美しいものなのではないだろうか。少なくとも僕は、そう思う。

 

という訳で今回は、様々なシチュエーションごとに、聴くたびに泣けるおすすめの泣きの1曲を「俺的!聴くたびに泣けるおすすめの曲6選」と題して、前編と後編に分けてお送りしようと思います。本当は一気に更新するつもりだったんだが、文章量が多くなり過ぎて読みづらいので、2回に分けて更新します。

 

悲しい時のお供にするもあり、なるほどあの曲ね!と楽しむのもあり。もしかしたらあなたにとって、まだ見ぬぴったりな1曲が見つかるかもしれない。早速いってみましょう。

 

・THE SMASHING PUMPKINS 「Today」

 

youtu.be

 

始めの1曲目は、アメリカンオルタナティブロックの雄、THE SMASHING PUMPKINSの名曲「Today」。あまりに美しいメロディと、優しいイントロから徐々に激しさを増していくエモーショナルな展開に、僕が聴くたびに思わず泣いてしまう曲の1つだ。

 

Today is the greatest day 

作詞作曲:ビリー・コーガン THE SMASHING PUMPKINS「Today」より引用

 

といった歌詞からも分かる通り、「今日は人生で一番素晴らしい日だ」と歌う、英語が苦手な僕でも理解できるハッピーで穏やかな雰囲気の歌い出しが何とも印象的である。しかしこの曲、一説によると、ボーカルのビリー・コーガンがセールスやスランプなどの様々な苦悩に悩まされ、自殺を考える程に鬱々としていた時期に書いた曲なのだそう。

 

そんなエピソードを知った上で聴くと、「Today is the greatest day」が、ほのぼのとした雰囲気から一転して、バイきんぐの小峠氏よろしく「なんて日だ!」「なんてクソみてぇな日だよ!」とも言いたげな、悲痛な叫びのように聞こえてくるから不思議だ。改めてよく歌詞を見てみると、優しい曲調に反して内容はかなりヘビィで、隠れたギリギリの精神状態がうかがい知れる。

 

そんなヘビィな状態を歌った曲だからだろうか。泣きっ面に蜂な、プチ不運に連続して襲われて憔悴してしまった時や、なんだかふと「疲れたな。。」なんて思ってしまう晴天の日に、僕はTHE SMASHING PUMPKINSの「Today」を無性に聴きたくなってしまう。疲れ切って憔悴した心に、「なんてクソみてぇな日だよ!」とでもいうように歌うこの曲が、なんだかやけにシンクロしてしまう。「まるで俺のことを歌ってるみたいだ」なんてことを考えてしまうのだ。

 

ふと疲れたなあ、なんて思ってしまう晴れた日に、ぜひともおすすめの曲だ。

 

Siamese Dream

Siamese Dream

 

 

RADIOHEAD 「Creep」

 

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時々思うのだが、本気で恋に落ちた時、「俺、絶対あいつ落とすわ!!」と自信に満ち溢れたテンションでガツガツいける男ってどのくらいいるんでしょうね。そして、それで本当にあの娘を物に出来る確立ってどのくらいだろうなんでしょうね。でもきっとそんな奴はほんの一握りで、大抵の男子は「大丈夫かなぁ、やらかしてねぇかなあ」と不安に思うものだと思う。

 

そんな恋の駆け引きにおいて、胸を襲う不安が限界値を超え、フラグもなにもかも消え去り、「俺はなんてダメな奴なんだろう」と膝を抱える夜にこそ聴きたい曲が、このRADIOHEADの「Creep」だ。

 

You're so fuckin'special

I wish I was special

作詞作曲:トム・ヨーク  RADIOHEAD「Creep」より引用

 

上記にもあるように「君が特別なように、君にとっての僕も特別だったら良かったのになあ。。」と、寂しくつぶやく歌詞や、ギタリストのジョニー・グリーンウッドによる、サビ前からのなかばヤケクソ気味なギターが最高にエモーショナル。「理性じゃなくて感情のままに弾きました!」ともいいたげな、衝動的なプレイや優しい曲調が相まって、シュルシュルと縮んだ心に刺さりまくってしょうがないんである。

 

自身の情けなさやドラマや歌にもならないような恋の痛みで、思わず膝を抱えてしまう夜に聴いたならば、きっとホロホロと泣けてきてしまうだろう。ていうか俺は泣いた。恥かしいけどもう号泣しましたわ。ファルセットで衝動的に歌う、トム・ヨークのボーカルがまた最高なんだよな。

 

RADIOHEADの「Creep」、敗戦確実な恋の途中や終わりに聴きたい、おすすめのラブソングです。

 

Pablo Honey?[国内盤 / 解説・歌詞対訳付] (XLCDJP779)

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LOSTAGE 「いいこと/離別」

 

いいこと/離別

いいこと/離別

  • provided courtesy of iTunes

 

恋愛、仕事、進学、夢。人生は、そういった様々な希望を追いかけることの連続だ。自身の希望を叶えるためには、きっと全ての勝負に打ち勝ち、ひとつひとつ手に入れていく他ないだろう。しかし追いかけるその道中で、なにかを失ったり離れていってしまうものもそりゃある訳で。

 

夢や理想などを追いかけ続ける旅の途中、失ってしまうものや離れていってしまうものを思い、足がすくみ恐れおののき、寂しさや悲しみに襲われた時にこそ聴きたいのが、LOSTAGEの「いいこと/離別」だ。

 

どこかセンチメンタルで疾走感のあるビートに乗せて、降りかかる煩悩やアレコレを全て振り切って駆け抜けていくようなサウンドや歌詞が、とにかく素晴らしい。僕が特に好きなのが、Cメロから後半のサビにかかる部分。

 

すり潰して 多分さ いい事があるぜ

吸い込んで 多分だけど いい事があるぜ

 

とCメロで優しく言い聞かせるように歌いながら、疾走感のあるラスサビに突入し、

 

クソ離れていく クソ別れていく

ビリーバー また夢をみてる

作詞:五味岳久 作曲:LOSTAGE  LOSTAGE 「いいこと/離別」より引用

 

と高らかに宣言するように歌い出すのだが、この部分で何度泣いただろうか。もう今でも聴くたびに涙腺がヤバいです、はい。

 

大切な誰かとの別れや、失ってしまうことや距離が生まれてしまうことって、生きていれば当然直面してしまうことで。度々訪れる様々な離別に、時には悲しみの淵に追いやられることもままある。「どうしようかな」と悩むこともまあ、多い。そんな時LOSTAGEの「いいこと/離別」は、「いいことがあるぜ」「どんなになっても追いかけていこうぜ」と、毎度背中を押してくれるのである。

 

どうあがいても叶いそうにない夢や希望に、知らずと失い離されていく現実に、追いやられてぼろ雑巾のような心地がする夜更けにこそ聴きたい、おすすめの曲である。そうしてさめざめと涙を流しながらも、次の朝には「やってやんぜ!」と気合を入れ直すのである。そうやって今日も戦っていくのだ。俺たちは。

 

Guitar

Guitar

 

 

前編ということで、以上の3曲で本日は終了です。残りの3曲はまた次回、熱く紹介していこうと思います。あなたの好きな1曲も、もしかしたらランクインしているかも知れない。こうご期待!

 

 

本日のテーマソング

korn/Beg For Me